吸血鬼や戦乙女などが活躍するイモータルシリーズの三作目です。

鏡のなかの魔女 (ソフトバンク文庫NV)
クレスリー・コール,松井里弥
評価★★★★☆(4.5)
シリーズ情報は前に書いたので省略させていただきます。
この作品は特殊な設定や用語が多く、前作からの登場人物が多数出てくるので
なるべく一作目から読まれることをオススメします。
以下あらすじと感想。ネタバレ注意。
ライキーのボウエン・マクリーヴは180年以上前に伴侶のマリアを失い、それから屍のように
心を失って生きていた。(マリアの死は事故だがボウエンは自分のせいだと思い込んでいる)
タリスマンズ・ハイと呼ばれる壮大なレースで優勝すれば「トラネの鍵」という宝が手に入り
この鍵を使えば過去へ遡って失ったマリアを取り戻すことができる。
タリスマンズ・ハイ、3日目。
ボウエンは魔女を軽蔑しており、興味もなかったが、なぜかはじめて会ったときから
マリケータ(マリー)という若い魔女のことが気になってしかたない。
魔女のマリケータは全身が隠れるフードをまとい、なおかつ目くらましの魔法(グラマー)で
容姿を変えていた。彼女は23歳と若いうえにまだ不死ではなく、魔女としても未熟だった。
レースの途中でボウエンはマリーと出会い、口論のすえ、二人はキスしてしまう。
ボウエンはマリーが魔法を使って彼にキスしたくなるよう仕向けたと思い込み、彼女を
他の参加者と同じ墓穴へ残したまま出口を塞ごうとする。
怒ったマリーは出口を塞がれる直前にボウエンに呪いをかけた。
あらすじで細かい部分が間違っていたので黒字で訂正しました。申し訳ありません。
感想は原書と変わらないので割愛させていただきます(^^;
(読みたいかたはお手数ですが2009年5月6日の過去記事をご覧ください)
ちなみに邦訳では
トラネの鍵 ⇒ トラーネの鍵
マリケータ(マリー) ⇒ マリキータ(マリ) です。
原書は訳がわからないところは飛ばして読んでいたので、邦訳で細かい部分がはっきり
理解できてよかったです。
(特に序盤の墓所のシーンはファンタジーっぽい用語が多くて詳細がわからず苦戦…
邦訳のおかげで冒頭でマリアに「死ね」と言った存在&ボウエンの父親をそそのかした
魔女がハクサだったとわかりました)
評価は5でもよかったのですが、原書を読んだとき以上には感動しなかったので
前回と同じ4.5にしました。
今回のヒロインは魔女ということで特殊ではありますが、1、2作目のヒロインと比べて
現代女性に近い(年齢及び考え方、行動)をするので読者としてはかなり共感できると
思います。
ボウエンはマリのためにいずれ「ゼルダの伝説」に手を出すのかと想像すると
笑えてしまうのですが(さすがにゲーム系は無理かもしれない///////)
散々苦しんできたボウエンが本当の愛&幸せをつかめてよかったです。
個人的にレギンと転生を繰り返しているというストーカーちっくな伴侶、
一作目で運命的な出会いをしたガレスとルシアのその後が気になるところですが
まだまだ先の話なのでもうしばらく待つことになりそうです。
次は吸血鬼セバスチャンの弟、コンラッドの物語。続きを楽しみにしています。